うめこのバンコクつれづれ草

バンコクに暮らしていた主婦。座右の銘は「面白きこともなき世を面白く」

バンコクの昭和的日本、白い巨塔?ドクターポン医院

こんにちは!
現在、岡田君のドラマ「白い巨塔」が五夜連続で放映中です。
唐沢版のがよかったとか、田宮二郎版を知ってる人はそっちがよいとかいろいろ意見はあるようですが・・・。  

www.tv-asahi.co.jp

さて、私がバンコクで見かけた「白い巨塔」のことを記録します。

それは、ひょんなことから真っ昼間にタニヤに行ったとき。

タニヤとは日本人向けの飲食店、飲み屋、風俗店・・・と日系大人男子の社交街の名前です。

フジ1号店が駐妻の聖地なら、タニヤは日本人駐在員にとっての聖地ではなかろうか・・・。

駅直結のタニヤプラザはゴルフ道具やウェアがいっぱい売ってて面白くて、タニヤの街も昼間は(場所によるかもしれんけど)そんなに怪しい雰囲気は無かったです。

 

そんな雑然とした町の片隅で、見つけたのはドクターポン医院。

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思わず、渋い昭和の字体に心魅かれ写真を撮ってしまいました。

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「白い巨塔」の浪速大学のモデルとされる大阪大学医学部昭和40年卒業って、ドクターポンはおいくつなんでしょうか。

私は昭和○○年生まれだから計算すると(しかも今は令和やし)もう80歳近い、過ぎられているのではなかろうか。

 

日本人相手に大もうけの某S病院が拡大する前までは、街の総合医ポン氏が頑張っていたのではと思わず妄想していました。ところが後日ネット検索してみたところ、ドクターポンは性病科の医師として有名だそう。

まあ場所柄タニヤやしね。日本でも歓楽街にそういうお医者さんがあったりするなあ。

タニヤの財前先生は企業戦士たちの黒歴史をみてきた、守護神なのでしょうか。

 

バンコクに住んでいたとき、きれいな中庭にVIPルームを作り、専属ピアニストを雇ってキラキラ☆してるS病院には何度も通いました。「性病科」なんて人間の本能にギラギラストレートでえげつない昭和の雰囲気を持ったドクターポン医院はたった一度、前を通っただけですが、昭和のテレビドラマに出てきそうなあの雰囲気は忘れられません。

 

 

続・華麗なる?駐妻の世界 その1 お仕事編

こんにちは!うめこです。

日本で生活しています!

シーローからママチャリヘ、ムジナのサンダルから普通の靴へ、日本のおばはんへスタイルチェンジでございます。タイは楽しかったのですが、日本もホッとしますね。

 

さて、本帰国が決まったとき、一番考えたことが「また仕事探しかあ…」でした。

 

うめこの友人は結婚して子供が生まれても働いている人が多いです、うめこ母もそうでした。今はそういう人が多いですよね。

だから何か働かなきゃ!とずっとパートですが、来タイ前は働いてました。

(別に働くことがマストではなくて、旦那さんの給料で家庭を守るということも重要な仕事と思うのですが)

タイへ来る前年に、ずっとやりたかった仕事に就けたと思ったら、、会社が倒産してしまいました。そして次の就職先が見つかったと思いきやタイへの異動となり、気分的にちょっと滅入っていました。

 

異国での家庭生活オンリーになってしまうのは不安でしたが、、タイ生活に慣れてくると、駐妻はビザの関係で働けない、ヒャッハ~!もう就職活動しなくて済む~!と易きな思考にどんどん流されていきました。

 

日本で仕事してたら、頼れる実家が遠いと、子供を抱えながら働くのは厳しいときもあります。子供が病気で休む時の心苦しさ、病み上がりの子供を保育園に連れて行くときの心苦しさ。そこから解放されたのは良かったな。

私自身、異国で生活するのが初めてだったので、家族の生活を整えていくだけで、外で働く以上の仕事だったのかもしれないと思います。

 

本帰国が決まった時すぐの「また仕事先見つけないと」という焦ったまあ日本人らしい真面目な?考えは「まあ仕方ない、しばらく様子見ながら日本でのんびりやるか」というタイっぽいゆるい気持ちに変わっていったのですが、ちょっとした縁で仕事をすることに。

 

マンガ好きの先生にオタ話を聞くためにタイ語を習い、簡単な級のタイ語検定をとったこと、タイ人ばかりのアウェーな環境で半泣きで英語をやっていたので、TOEICが自分史上最高点をマークしたことも功をなしたようです。

まあ相変わらずコミュ力が無いのでまったく話せないですよ。

 

不慣れなMacをたたきつつ、時々聞こえてくる英語のディスカッションにビビりつつ、拾ってくださった職場に感謝をしながら、どう貢献していくか試行錯誤の毎日です。

 

桜が咲いて散って

こんにちは!

ご無沙汰しております。うめこです。

今年は桜が咲き始めてから、寒さが続いたので、長く桜が残っていました。

今朝も近所を歩いていたら遅咲きの八重桜が美しかったです。

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さて、このブログをお読みになっている皆さんはすでに知っている、お気づきかと思いますが、うめこは本帰国しています。

在タイの時はいろいろな面白いことを目にしたり、出会った方に親切にしてもらったり、素敵な思い出がいっぱいできました。今は出会った皆様に感謝の念しかありません。

 

出会ったことの無い人もこのブログをよんで、うめこって痛いやつやな~とか、私もそう思う~とかいろいろ感じていただけたら幸いです。

普通の駐妻ブログならここですぱっと、かっこよく終わるのですが、なんかブログを書く喜びに目覚めて?しまったので、ぼちぼち日本のパート主婦生活やタイの思い出やらを綴っていけたら…と感じています。

うめこ夫が意識高い仮想通貨のミートアップに参加した話

ご無沙汰しております・・・!うめこです。

この前ブログを書いたのがバレンタインデー。一ヶ月もブログを放置しておりました。

 

はてさて、ホワイトデーだからか今日はうめこ夫の話。

うめこ夫はジムでトレーニングしながら、CNNを視聴しています。

意識高い系の行為に思えますが、実際はイヤホンが壊れかけで音が聞こえず、テロップだけぼんやり見て、今アメリカで何が話題かだけ確認しているそう。

まあうめこ夫は地獄のミサワの絵で想像してください。

jigokuno.com

 

数年前、うめこ夫が某国にて単身赴任の研修中での出来事です。

あるとき、うめこ夫は現地の機関のコーディネーターに誘われ、仮想通貨ビットコイン関連の会社のファウンダーによる、新規事業のスタートアップ希望者に対する起業のミートアップに参加することになりました。

ヒートアップだかミートアップだか、ああ、もう自分で書いてて何だか嫌になってきたな・・・。

 

平たく言うと、夫は現地の知り合いのツテで、ビットコイン関係の会社を立ち上げた人が起業に興味ある人間相手に話す胡散臭い集まりに行くことになったのです。

まあキラキラ起業女子流に言うとセミナーだかお茶会ってやつです。

 

小額の入場料を支払い、会場はおしゃれなバーだかカフェ。

集まった人々は、その国の意識高げ?な人々と、夫を含むジャパニーズビジネスメンの一団。

会のオーガナイザーであるファウンダーは(会を主催したビットコイン関連の会社の創業者は)事業立ち上げの苦労を語り、そして君らも夢を持って起業へ・・・!と感動的な(たぶんTedみたいな)英語のプレゼンテーションを行ないました。

 

そして質疑応答タイムが始まりました。

英語の得意なその国の人々は仮想通貨についてあまりご存知でなかったようで「そもそも仮想通貨って何?」「得するの?」と基本的な質問が飛び交い、「ブロックチェーン」など仮想通貨に対する一般的な知識は持ちながらも英語で質問する語学力を持たないジャパニーズビジネスメンご一行・・・。

そこに集う人間の意識は高かった、熱量は高かったのですが、いかんせん知識と語学力が及ばなかったようです。

しかし、まあ最後はみんなハッピーな気持ちで終わったと思う、と夫は申しておりました。

 

そんなこともあったし、記念にビットコイン買ってみたら?と勧めてみたのですが、現在1ビット=約43万円もするので、我が家の財政では無理でした。

 

 

 

 

 

 

情熱の薔薇

こんばんは!うめこです。日本です。

 

今日はバレンタインデーというのに、バンコクでの暴飲暴食がたたり、虫歯の親知らずを抜いてきましたよ。

「大人女子のための自分にご褒美チョコ☆」なんて、いろんな意味であまーいキャッチフレーズがデパートの特設売り場であふれかえるスィーツの祭典なのに、甘いもん食べたツケで痛い目にあう、なんて罰ゲーム。

 

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現代日本の小中学生は友チョコを配るので、交友関係にも気配りや(○○ちゃんにあげたら××ちゃんにもあげないととか)家庭でもチョコ作りのサポートが必要とされる、けっこう面倒くさいイベントになっていると思います。。

昔からですが、男性ももらえる人は良いけどもらえなかった場合は・・・。

 

さて、タイのバレンタインデーは男性が愛する女性にバラの花を渡します。シンプルですよね。(タイのマックスバリュの片隅にバラの造花が大量においてあったりします、けど造花ならいらんかな・・・。)

 

昨年タイ語の先生に教えてもらったのが、タイバーツの紙幣をバラの形に折ったものを贈る人がいるそうで、タイのネットで話題になったそうです。

赤い100バーツ札で作られていたりするのですが、500バーツ札のもあるそうです。このサイトで女性が男性に贈ったものですが500バーツの紫バラの花束が見れますよ。

coconuts.co

True loveって藤井フミヤ、あすなろ白書かよ?ってちょっと思いましたが、500バーツバラ良いですね!

うめこは白いバラ、1000バーツの白バラがほしいです!虫歯にもならへんし。

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懐メロばかりになりました。ブルーハーツ、シンプルでとっても良い歌詞で好きです。

意識高い系!? 京都のブルーボトルコーヒーに潜入 その3

こんばんは、うめこです!

ブルーボトルコーヒー、いよいよ本丸へ突入編です。

 

ところでうめこは以前ブルーボトルの豆を使ったコーヒーを飲んだことがあります。

うめこ妹は東京に住んでおり、開店してすぐの清澄白河のブルーボトルに行ったため、店の豆を買って実家へのおみやげにしてくれたことがあります。

妹いわく「第三の波とかいう新しいこだわりコーヒー店のもの。豆を買って『挽いてください』と頼んだけど『挽いてすぐ新鮮なうちに飲まないと美味しくないから』って理由で挽いてもらえなかった」てことでした。

実家にはミルが無かったので、うめこ夫婦にブルーボトルの豆が流れてきました。

うめこ家の壊れかけのミルでガリガリ挽いて飲んだのですが、

普通に美味しかった。

 

その後、豆を全部使い切ってから西海岸twitterを知り、そのありがたみを知りました。

 

前置きはともかく、店に入りましょう。

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「ブルーのボトル」のシンプルな看板。知らない人が見たら「これ何やろ?」と思ってしまうかもですが、さすがコーヒー界のapple社です。

 

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この路地の奥にブルーボトルコーヒーが!

(後でわかりましたが前の建物もブルーボトルコーヒーです。カフェスペースではなく、豆やらグッズを売っている店でした。)

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町家をリノベーションしたおしゃれな建物です。

平日の昼間ですが、けっこう混んでました。

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お店の中。旧正月のせいか中国からのお客さんが多く、店員さんは英語で対応されていました。

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メニュー表。

なにが良いかわからなかったので、店員さんに聞いて今日のおすすめの豆のコーヒーを頼むことに。

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店員さんが一杯ずつ、手でドリップしてくれます。

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うめこの名前が呼ばれ、コーヒーを渡されました。

西海岸の味か京都向けに改良された味なのか舌の肥えてないうめこにはわかりませんが、普通に美味しいです。

 

客席も撮影したかったのですが、お客さんが多く撮影できませんでした。

とにかく人が多く、Macを開いてドヤッてる人も隙もありません。

 

なんかうめこ近くに座った若いカップルがやたらニヤニヤしていましたが、二人の世界が甘くてニヤニヤしてるんじゃくて「これが噂の意識高いコーヒー屋」ってうめこと同じような感覚で来てそうな・・・とか考えすぎかな。

 

とまれ、再三言いますが普通に美味しくておしゃれなコーヒー屋です。意識高いイメージばかりが先行してしまったのが、ちょいとかわいそうと思いました。

 

ブルーボトルコーヒー 京都カフェ

 

住所 京都市左京区南禅寺草川町64

営業日・時間 

8時〜18時

電話番号 +81 75 746 4453

HP 

 

意識高い系!? 京都のブルーボトルコーヒーに潜入 その2

こんばんは、うめこです!

はてさて、意識高い系カフェ、ブルーボトルに潜入記事です。

 

関西での出店は京都と神戸だそうですが、大阪を除外しているのがなんともいえません・・・。

大阪も昔からの街で、ブルーボトルのようなサードウェーブ系がモデルにしたコテコテの純喫茶がいっぱいあるのですが。

kinarino.jp

客に「冷コー」とか言われたら困るんかいな。(冷コーとは、昔の大阪人が使う言葉でアイスコーヒーのことです。)

本音で語りツッコミの鋭い大阪人と、自己啓発書を読んでスティーブジョブズを語ってしまう意識高い系との親和性も低そうですね。

ノーベル賞受賞者が西日本出身に多いのは「何でやねん!?」と長いものにも巻かれずに探求できる、このツッコミ精神ゆえとうめこはいつも考えております。

 

さて、京都のブルーボトルは東山の南禅寺近くにあります。

市営地下鉄の蹴上駅で下車。駅の側にこのようなトンネルがあります。


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このトンネルは「ねじりまんぽ」と言います。

トンネル内部のレンガがねじれたように斜めに積まれているのがわかりますか。

(写真が傾いているからではありません。)

このトンネルの上には、船を台車に載せて運ぶ蹴上インクラインが走り、その重さに耐えるためにトンネル内部のレンガは傾斜して積み上げられているそう。

 

明治期に東山を越えて京都と滋賀を結ぶ琵琶湖疏水が出来たのですが、山の急斜面は船の乗り入れが出来ないため、このインクラインが利用されたのです。

近くの南禅寺には疎水の水を流す水路閣があるのですが、こちらもレンガの大変美しい建造物で有名です。京都の2時間サスペンスの、謎解きのシーンによく使われています。tg.tripadvisor.jp

 さて、「ねじりまんぽ」のトンネルを抜けると・・・。雪国ではなく、寺や豪邸が立ち並び雰囲気がぐっと京都らしくなります。

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がさつなうめこですが、その昔、茶道をかじっていたことがあります。そして大学の卒論のテーマが「日本庭園」でした・・・。(だから就職に苦労した。)

茶室に入るときに庭園をぬけていきますが、その庭に入ったときから俗世と切り離されて、身分の上下も忘れ対等に膝をつきあわせて茶室でお茶を飲む世界に入っていくのだと何かの本で読みました。

 

今まさに不思議なトンネルを抜け、お寺の間のタイムスリップしたかのような道を歩き、たった一杯のブルーボトルコーヒーを求めに行きます。

まるで茶道の世界じゃないですか。さすが西海岸、ブルーボトルの幹部の人はここまで計算してこの立地にしたのでは?と意識高い思考をしてしまいます。

意識高い系を見物しにきたのに、ミイラ取りがミイラに、うめこまで意識高くなりそうだ。

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大きな通りに出ると、右手には南禅寺があります。禅寺や石庭ってうめこは渋くて好きなのですが、これも意識高いイメージですよね。

さて、この逆へ進むといよいよブルーボトルコーヒーがあります。