意識高い系!? 京都のブルーボトルコーヒーに潜入 その2
こんばんは、うめこです!
はてさて、意識高い系カフェ、ブルーボトルに潜入記事です。
関西での出店は京都と神戸だそうですが、大阪を除外しているのがなんともいえません・・・。
大阪も昔からの街で、ブルーボトルのようなサードウェーブ系がモデルにしたコテコテの純喫茶がいっぱいあるのですが。
客に「冷コー」とか言われたら困るんかいな。(冷コーとは、昔の大阪人が使う言葉でアイスコーヒーのことです。)
本音で語りツッコミの鋭い大阪人と、自己啓発書を読んでスティーブジョブズを語ってしまう意識高い系との親和性も低そうですね。
ノーベル賞受賞者が西日本出身に多いのは「何でやねん!?」と長いものにも巻かれずに探求できる、このツッコミ精神ゆえとうめこはいつも考えております。
さて、京都のブルーボトルは東山の南禅寺近くにあります。
市営地下鉄の蹴上駅で下車。駅の側にこのようなトンネルがあります。
このトンネルは「ねじりまんぽ」と言います。
トンネル内部のレンガがねじれたように斜めに積まれているのがわかりますか。
(写真が傾いているからではありません。)
このトンネルの上には、船を台車に載せて運ぶ蹴上インクラインが走り、その重さに耐えるためにトンネル内部のレンガは傾斜して積み上げられているそう。
明治期に東山を越えて京都と滋賀を結ぶ琵琶湖疏水が出来たのですが、山の急斜面は船の乗り入れが出来ないため、このインクラインが利用されたのです。
近くの南禅寺には疎水の水を流す水路閣があるのですが、こちらもレンガの大変美しい建造物で有名です。京都の2時間サスペンスの、謎解きのシーンによく使われています。tg.tripadvisor.jp
さて、「ねじりまんぽ」のトンネルを抜けると・・・。雪国ではなく、寺や豪邸が立ち並び雰囲気がぐっと京都らしくなります。
がさつなうめこですが、その昔、茶道をかじっていたことがあります。そして大学の卒論のテーマが「日本庭園」でした・・・。(だから就職に苦労した。)
茶室に入るときに庭園をぬけていきますが、その庭に入ったときから俗世と切り離されて、身分の上下も忘れ対等に膝をつきあわせて茶室でお茶を飲む世界に入っていくのだと何かの本で読みました。
今まさに不思議なトンネルを抜け、お寺の間のタイムスリップしたかのような道を歩き、たった一杯のブルーボトルコーヒーを求めに行きます。
まるで茶道の世界じゃないですか。さすが西海岸、ブルーボトルの幹部の人はここまで計算してこの立地にしたのでは?と意識高い思考をしてしまいます。
意識高い系を見物しにきたのに、ミイラ取りがミイラに、うめこまで意識高くなりそうだ。
大きな通りに出ると、右手には南禅寺があります。禅寺や石庭ってうめこは渋くて好きなのですが、これも意識高いイメージですよね。
さて、この逆へ進むといよいよブルーボトルコーヒーがあります。